蛋白五原則

私たち人間をはじめとする動物、引いては生物というひとくくりで考えて、身体を構成している物質は一体何なのかご存じでしょうか? 私たちの食生活の中では、豚や牛、鶏や魚などの肉、つまりは動物性蛋白(タンパク)質を摂取していますが、私たちの身体はこの動物性タンパク質と同じ 成分からつくられています。体の肉となる物質がタンパク質であり、このタンパク質が細胞をつくり、細胞一つ一つが集まって生体を構成しているのです。つまり動物の生体はタンパク質によって生成されており、このタンパク質がない限り生体そのものが存在しないことになります。 私たちの身体を蝕むウィルス(細菌)などの目に見えない微生物から、陸上ではその大きさに類を見ない像や海で一番体が大きい鯨までも特有のタンパク質から作られているのです。さらに不思議なことに、タンパク質からつくられた生体は別のタンパク質によって支配されています。タンパク質は、 グルタミン酸やグリシンなどのアミノ酸といわれる窒素化合物で構成されており、約20種類のアミノ酸からつくられています。
 

コラーゲン=蛋白質

アミノ酸からできるタンパク質は細胞を生成すると同時に高分子の繊維タンパクも作ります。 この繊維タンパクは、コラーゲン、もしくはコラーゲン蛋白と呼ばれています。コラーゲンはタンパク質が繊維状に結合したものであり、これが細胞を支え、生体をかたち作っているのです。また、身体にはいたるところに身体の骨格となる骨組織が存在しており、骨と骨とをつなぎ合わせている「軟骨」はコラーゲン蛋白からできています。私たちの皮膚もコラーゲン蛋白からつくられ身体全体を保護するという役目を持っていますが、この繊維組織の隙間には生体に必要な成分が満たされており、肌の張りと弾力性のある健康的で若々しい皮膚をつくっています。これはつまり、蛋白質とその繊維組織は、人が元気に生きていくために欠かすことのできない必須成分と言えるでしょう。心身ともに健康な生体をつくるために知っておくべき「蛋白五源則」についてご紹介しますので、参考にして下さい。

その1:蛋白質は生命の源

約半世紀前にある生物学者によって提唱された「命の源はアミノ酸の生合成から始まり、これにより蛋白質が生命をつくる」という説があります。蛋白質こそ生命の源です。

その2:蛋白質は生体の源

生体の基本は、蛋白質とその結合繊維であるコラーゲン蛋白から成り立っており、蛋白質からなる細胞とコラーゲン組織が健全な生体をつくり上げています。

その3:蛋白質は健康の源

健全な生体は健全な蛋白質にあり、代謝によって失われる蛋白質を常に補うことが必要となります。 この蛋白質に異常が生じたとき、もしくは細胞組織に異変が生じた時に、生体は本来の機能を失い病気の原因となるのです。つまり、蛋白質が生体を支配していると言っても決して過言ではありません。

その4:蛋白質は長寿の源

生体は60兆個の細胞かなり生命を維持しています。この健全な蛋白質からなる細胞組織に変異が生じると生体機能に異変が起こり、時には生命をも奪ってしまいます。健康で長生きの秘訣は良質の蛋白質を常に補い、健全な細胞組織を保つことにあるのです。

その5:蛋白質は心の源

私たちは自分勝手に物事を考え行動していると信じて疑いませんが、実際には違います。60兆個の細胞組織を支配しているのはやはり蛋白質であり、私たちの細胞組織の中にはDNAと共に30億個の遺伝情報が存在しておりこれが私たちの心までも支配しているとされています。

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最終更新日:2017/3/2